
★トウシンマカオ
5月3日・東京11レース 京王杯スプリングカップ(GⅡ) 4歳以上オープン 芝1400m
高松宮記念でも上位を形成した実績馬に舞台巧者が挑む一戦となったが、超高速決着となりスピードとキレを活かしたトウシンマカオが実力を発揮して圧勝した。以前から左回りにやや不安を残していたが、昨秋のセントウルS勝利や高松宮記念4着から克服している印象があった。今回は高速馬場と揉まれずに運べたことがハイパフォーマンスに繋がったが、圧勝した内容は高評価できるものである。前半3Fを33.9秒、1000m通過が56.1秒とハイラップで進み、後半3Fも11.0-11.1-11.1秒とレコードを1秒1も更新する超高速決着の1分18秒3。高速馬場でスプリンターが有利に働いたのは確かであるが、5番手追走から直線先行勢をアッサリ交わして抜け出し、1馬身半差を付けての快勝は見事であった。終始ロスや不利なくスムーズに運べた道中が能力全開のポイントとなったが、直線も余裕ある手応えで追い出しを我慢し、ラスト素晴らしいキレを発揮している。56キロを背負って2着のママコチャとともに、今後もスプリント路線を引っ張る存在となりそうだ。多頭数でスムーズに運べるかがポイントも、秋のスプリンターズSが楽しみになる一戦であったと評価し、完全本格化で迎える秋に悲願のGⅠ制覇を期待したい。
★カルナビーグル
5月3日・京都11レース ユニコーンステークス(GⅢ) 3歳オープン ダート1800m
東京ダービーに繋がる一戦は今年もハイレベルな精鋭で競われ、上位人気馬が実力を発揮して4着以降を引き離したが、吉村誠騎手の冷静な立ち回りに導かれ重賞初制覇を飾ったカルナビーグルの走りが光り、今年もリアルスティール産駒からダートのスター候補誕生の期待が膨らんだ。デビュー戦からブリンカー着用とやや気難しいタイプで取りこぼしもあり4戦2勝の戦績も、休養を挟んだ前走では後続に1秒1も引き離す快勝が評価され3番人気に支持されていた。レースは中盤がやや緩んだ流れも平均的なペースで進み、後半1000mを全て12.2~12.3秒が持続され心肺機能が試されるような持続力が要求されるハイレベル戦。3コーナーから仕掛ける馬の存在で一旦は馬順を下げたものの、鞍上は馬群の中でリズムを重視する冷静な立ち回りで我慢させる。直線入口で外に出そうとした際に他馬と接触し進路がなくなったが、進路を内に替えてスパートし力強く抜け出している。今までにないタイトなレース運びであったが気性の成長も感じられた一戦であった。次走は大井競馬場で行われる東京ダービーが予定され、初の関東遠征や地方の馬場適正など課題はあるが、高いポテンシャルと気性の成長で克服可能である。ルクソールカフェとともにダート路線で世代を代表する1頭となりそうだ。
★ビザンチンドリーム
5月4日・京都11レース 天皇賞・春(GⅠ) 4歳以上オープン 芝3200m
4歳勢が上位を独占しハイレベルな世代をアピールして長距離路線は世代交代を告げたが、6番人気ながら高いポテンシャルを漸く発揮して激走したビザンチンドリームを取り上げる。デビューから2戦は素晴らしい爆発力でゴール前強襲とインパクトのある連勝も、その後は気性的な問題で春のクラシックは大敗続きであった。一夏越した菊花賞では長距離適正も垣間見せ、大きな不利があっての5着と能力を発揮しつつあり、前走のサウジアラビア遠征のGⅡ戦では、直線一気に抜け出して押し切る快勝で重賞2勝目を飾り、海外遠征明けながら大舞台に挑んできた。相変わらずスタートは遅く最後方追走となったが、道中は前に馬を置いて折り合いに専念。向こう上面から徐々に馬順を上げ、3コーナーの坂で仕掛ける有力馬をじっと見ながら追い出しのタイミングを計っていた。4コーナーでは1番と言える程の絶好の手応えで向かえたが、直線の入口では進路が確保できずにスパートが遅れてしまった。進路を確保し鞍上のゴーサインに反応すると残り200mでは突き抜けそうな勢いで先団を捕え、残り100mは勝ち馬とのマッチレースとなり、僅かに競り負けたが上り3Fは34.9秒と最速で、ヘデントールとともに各馬を大きく上回る末脚を発揮している。長距離適正の差と展開利もあったが素晴らしいレースぶりで高いポテンシャルを再確認させている。中長距離路線は手薄となっており秋のGⅠ路線でも4歳勢が中心となりそうだが、この馬の爆発力は世代屈指のものがあり、GⅠ制覇の可能性を引き寄せた一戦であったと評価したい。
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